運用型広告

アドネットワーク広告とは?仕組みやメリット・デメリットなど解説

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    ディスプレイ広告
デジタルマーケティングにおける広告運用は、効率と精度が求められる中で、いかに適切なユーザーにリーチするかが広告効果を左右します。アドネットワーク広告は、この課題に対応する強力な手段として、多数のメディアを横断的に結びつけ、一括して広告配信を最適化する仕組みです。従来、広告主は個別の媒体を選定し、それぞれに広告を出稿する必要がありましたが、アドネットワークはこのプロセスを大幅に効率化し、広告主にとってより戦略的な運用を可能にしました。本記事では、アドネットワーク広告の仕組みと運用方法について、DSPとの違いや、メリット、デメリット、アドネットワークメイン媒体4つについて解説していきます。最後まで読んで、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
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目次

アドネットワーク(Ad network)広告とは?仕組みを理解しよう

アドネットワーク広告は運用型広告の一種で、「ad network」 「ad広告」「アド広告」などさまざまな呼ばれ方をします。アドネットワーク広告は、広告表示のできるWebサイトやアプリに対し一斉に広告配信ができるネットワークを利用し配信を行うマーケティング手法のことを指します。アドネットワーク広告を利用することで、簡単に多くのメディアに広告配信ができるほか、自社商品やサービスに最適な媒体を選ぶのに悩まなくても済みます。

アドネットワーク広告の仕組み

アドネットワーク広告の仕組みはシンプルで、自社に最適なアドネットワークプラットフォームを選定し、クリエイティブの出稿と入札をすれば完了です。その後、ターゲティング設定に基づき、広告媒体のネットワークへ自動的に広告が配信されます。アドネットワークは、機械学習を用いて自社広告のターゲットとなるユーザー情報(行動や興味関心)を分析し、最適なタイミングで広告を表示することができるのが、魅力的なポイントです。

【他の運用型広告についてもっと知る】【初心者向け】運用型広告とは?種類やメリット、成功のポイントを徹底解説!

アドネットワークとDSPの違い

DSP(Demand Side Platform:デマンドサイドプラットフォーム)とは、広告主の広告効果最適化を目的としたプラットフォームのことです。

わかりやすい違いとしては、アドネットワーク広告が新聞の折り込み広告のようなイメージで、特定の読者ではなく、新聞を読んでいる全ての人に向けて広告を配信するようなものなのに対し、DSPは、テレビCMのCM枠の競り上げのようなイメージで、特定の番組や時間帯を狙ってCMを流すようなものです。ちなみに、DSPの登場には、アドネットワークの中では広告枠の指定ができないという背景があります。

DSPではRTB(リアルタイム入札)という入札方法が利用されます。RTBとは、広告が表示されるたびにその広告枠に対し広告主がリアルタイムで入札を行う仕組みです。ユーザーがウェブサイトにアクセスした瞬間、複数の広告主が入札を行い、最も高額な入札単価を提示した広告主の広告が表示されます。アドネットワーク広告では主に広告媒体独自の課金方式が使用されるほか(のちの章で解説します)、一部アドネットワーク広告でもRTBが使用されます。

【ポイント!】

・アドネットワーク: 数百万のウェブサイトやアプリに広告をまとめて配信。広告主は多くのサイトに同時にリーチ可能。 ・DSP: リアルタイムで広告スペースに入札し、ターゲットとなるユーザーに直接広告を表示。

どちらを選んだら良いのか?そう思った方も少なくはないでしょう。まず前提として、アドネットワーク広告は、「広告媒体」にアプローチし広告配信の最大化することを目的とするのに対し、DSPは、「ユーザー」にアプローチし広告効果の最適化をすることを目的としている点を押さえた上で、自社の広告目的にあった方を選択しましょう。

アドネットワーク登場の背景

従来、広告主は、さまざまなオンライン媒体についてそれぞれ調査を行い、自社に最適なものを選ぶ必要がありました。これを純広告と呼びます。課金方法もターゲット層も特徴も異なる媒体を一つずつ調べるのは、非常に効率が悪く、時間も手間もかかります。そこで、アドネットワークが登場しました。数えきれないほどの媒体を一つのネットワークとして統一することで、費用形態や広告データも統一化され、スムーズに一斉広告配信が可能になりました。

アドネットワーク広告の配信方法

アドネットワーク広告には、主に以下の三つの配信方法があります。

  • ターゲティング配信
  • ノンターゲティング配信
  • 行動ターゲティング

ターゲティング配信

オーディエンスターゲティング:「誰に」広告を表示するか

ユーザーの属性や行動履歴、興味関心など個々のユーザーに関する情報を基づいてターゲティングを行います。例えば、「新車購入を検討している人」や、「旅行好きな人」など、より詳細なターゲット層を設定し、それに合わせた広告を配信することができます。

主なターゲティング

  • アフィニティセグメント:ユーザーが熱中していることや習慣、興味関心に基づいてユーザーにリーチ
  • 詳しいユーザー属性:長期的なユーザー特性に基づいてユーザーにリーチ
  • ライフイベント:人生の大きな節目を迎えているユーザーにリーチ
  • 購買意向:最近の購買意向に基づいてユーザーにリーチ
  • データセグメント:自身のビジネスを利用したことがあるユーザーにリーチ
  • カスタムセグメント:関連性の高いキーワード、URL、アプリを入力することでユーザーにリーチ
  • Google経由のオーディエンス:Google検索、YoutubeなどGoogleサイトを経由してウェブサイトを利用したことのあるユーザーにリーチ

コンテンツターゲティング:「どこに」広告を配信するか

コンテンツターゲティングでは、ウェブサイトやアプリのコンテンツの内容に基づいてターゲティングを行います。ターゲティングに設定したテーマやキーワードに関連するコンテンツが表示されている場所に広告を掲載することで、そのコンテンツに関心を持つユーザーにリーチすることができます。

主なターゲティング

  • キーワード
  • トピック
  • プレースメント

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ノンターゲティング配信

ノンターゲティング配信は、特にユーザーの属性を考慮せずに広告を広範囲に配信する方法です。ブランド認知を目的にした広告キャンペーンで使われ、大規模なプロモーションやイベント告知などに有効です。

行動ターゲティング

行動ターゲティングとは、ユーザーの行動に基づいたターゲティング設定です。例えば自社サイトに訪れたことのあるユーザーに、ユーザーが閲覧したことのある商品の広告を配信するなどです。自社に関心があるユーザーにアプローチすることができるため、広告運用の費用対効果を高めることができます。

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アドネットワーク広告のメリット2つ

  • 複数の媒体向けに統一的に広告を配信ができる
  • 広告出稿の工数削減で効率化が図れる

複数の媒体向けに統一的に広告を配信ができる

アドネットワーク広告の最大のメリットはもちろん、多くの媒体に統一的に広告配信を行えることです。課金形態や効果測定データも統一化されるため、データの管理が容易になるのも魅力的です。

広告出稿の工数削減で効率化が図れる

多くの媒体に、一つのネットワークから配信できるため、それぞれの媒体へのクリエイティブ作成や、入稿作業がなく、工数がぐんと減ります。無駄な作業を減らすことで、コア業務へ注力できるため、生産性が向上することも期待できます。

アドネットワーク広告のデメリット2つ

  • アドネットワークの媒体ごとにシステムが異なる
  • 意図しないサイトに広告が表示されるリスク

アドネットワークの媒体ごとにシステムが異なる

先ほどの章で、アドネットワーク広告のメリットとして「複数の媒体向けに統一的に広告を配信ができる」と紹介しましたが、GoogleやYahoo!など広告媒体ごとに課金方式やターゲティング設定などは異なります。ですので、複数の媒体に出稿する場合はそれぞれの媒体の特性を理解し、管理しなければなりません。

意図しないサイトに広告が表示されるリスク

時々、自社が望まないサイトに広告が表示されることがあります。自社の広告やイメージとは全く関係のないサイトなどに、広告が表示されてしまうと、自社のブランドイメージが下がってしまう恐れがあります。アドネットワークでは、広告の配信媒体のテーマを絞ることは可能ですが、特定のWebサイトに表示を指定することはできません。

アドネットワーク広告が適しているビジネスシーン

アドネットワーク広告は、一度に幅広い層へのアプローチをすることができるため、新規顧客の獲得やブランド認知度の向上を目的とする場合に最適です。また、ただ闇雲に広告を配信するのではなく、年齢、性別、興味関心、行動履歴など、様々な要素に基づいてターゲティングをして広告を配信することができます。

アドネットワーク広告の課金方式と費用相場

アドネットワーク広告の概要がわかったところで気になるのが、広告出稿にかかる「費用」ですよね。結論から言いますと、「このくらい」という目安はありません。なぜなら、課金方法によって、かかる費用が変わってくるからです。アドネットワーク広告の課金方法は以下があります。

  • IMP(インプレッション課金)=広告が「表示」される回数に従って課金される仕組み
  • CPC(クリック課金)=広告が「クリック」される回数に従って課金される仕組み
  • 成果報酬課金=広告を通して「成果を獲得した」回数に従って課金される仕組み
  • インストール課金=広告を通して「インストールを獲得した」回数に従って課金される仕組み

課金方法はアドネットワーク媒体や、広告の種類によって異なりますので、事前に確認しておく必要があります。ちなみに、IMP(インプレッション課金)は1,000回あたり数十円〜数百円、CPC(クリック課金)は数十円〜数百円、となっています。さまざまな要因によって変わってきますが、目安として覚えておきましょう。

IMP(インプレッション課金)

インプレッション課金は、広告が表示されるたびに発生する課金方式です。クリックの有無に関係なく、広告が表示された時点で料金が発生します。このため、インプレッション課金はクリック課金と比較して、一般的にコストが低めに設定されることが多いです。広告表示が高頻度で行われる場合に効果的な方法となります。

IMP(インプレッション課金)の費用相場

インプレッション課金は、インプレッション(表示回数)1,000回あたり数十円〜数百円が相場です。

CPC(クリック課金)

クリック課金(CPC)は、広告がクリックされた際に費用が発生する仕組みです。この方式は、広告が表示されるだけでは費用が発生しないため、実際にユーザーが関心を持って行動を起こしたときにのみコストがかかります。そのため、クリック課金は費用対効果が高く成果を反映しやすい特徴があります。このような特性から、効率的な広告運用が可能となります。

CPC(クリック課金)の費用相場

CPC(クリック課金)は1クリック当たり数十円〜数百円が相場です。

成果報酬課金

成果報酬課金は、広告で紹介した商品が購入されたり、問い合わせが行われたりなど具体的な成果(CV)が発生した際にのみ費用が発生するモデルです。この方式では、成果が明確に確認できるため、広告の効果を測定しやすくなります。また、実際の成果が得られるまでコストがかからないため、広告失敗時のリスクが低いという利点もあります。

一方で、クリック課金やインプレッション課金と比べると単価が高くなる傾向があるため、利用時には自社の商材に適した選択を行う必要があります。

成果報酬課金の費用相場

成果報酬課金の場合、1成果(CV)当たり数千円~数十万円が相場です。

インストール課金

インストール課金は、アプリを広告する際に用いられる課金方式です。ユーザーがアプリをインストールするたびに広告料が発生します。この方式は成果報酬課金に似ており、広告配信の成果に基づくため、効果が薄かった場合の経済的リスクを軽減できます。広告運用の費用対効果を高めることが可能となります。

インストール課金の費用相場

インストール課金の場合、1インストール当たり数百円が相場です。

【課金方法についてもっと知る】

【Web広告】依頼費用はいくらがベスト?費用相場・広告予算の設定方法まで解説

どれを選ぶ?アドネットワーク媒体種類5つ比較

アドネットワークを利用する際は、各媒体の特徴を理解し、自分の目的に合ったものを選ぶことが重要です。ここでは、代表的な6つの媒体を紹介しますので、ぜひ参考にしてくださると幸いです。

Googleディスプレイネットワーク(GDN)

引用元:Google

Googleのディスプレイネットワーク(以下、GDN)は、200万以上のウェブサイトやアプリに広告を配信できます。GDNでは、以下のターゲティング手法と併用することで、カスタム ネットワークを形成して広告をターゲット表示することが可能です。

  • コンテンツ ターゲット
  • プレースメント ターゲット
  • オーディエンス ターゲティング

また、GDNはレスポンシブ形式なので(アップロード型ディスプレイ広告を使用している場合を除いて)クリエイティブのサイズ、表示形式、フォーマットなどをユーザーデバイスに最適な形で表示してくれます。

【レスポンシブ広告について詳しくはこちら】

【疑問解消】レスポンシブ広告でCV率アップ?設定方法やメリットまで紹介

Googleディスプレイネットワーク(GDN)の課金方式

GDNの課金方式は、CPC(クリック課金)IMP(インプレッション課金)があります。

参照:Google ディスプレイ ネットワークにディスプレイ広告を掲載するメリット- Google 広告ヘルプ

【Googleのターゲティング方法についてもっと知る!】

【2024年最新】Google広告のターゲティング種類一覧と設定方法を徹底解説!

Yahoo!ディスプレイ広告(運用型:YDA)

引用元:LINEヤフーfor Bussiness

Yahoo!JAPANは、日本国内のインターネットユーザーにとって、Googleと肩を並べるくらいものとなっています。

元々は、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の名称でしたが、2021年にYahoo!ディスプレイ広告(運用型)へ変更されました。

Yahoo!JAPANの月間アクティブユーザー数は8500万人。その中でも、20代のアクティブユーザーは1100万人となっており、20代のアクティブインターネットユーザー1200万人という数字と比較すると、9割以上が日常的にYahoo!を利用していることがわかります。Yahoo!ディスプレイ広告は、バナー広告、レスポンシブ広告、動的ディスプレイ広告、テキスト広告、動画広告の5種類の広告タイプから選べるため、顕在層・潜在層のどちらにも届く広告戦略を立てられます。また、Yahoo!ディスプレイ広告はAIと人で広告配信サイトをチェックしているため、ブランドイメージに傷がついてしまうリスクが少ないところも、魅力的な点でしょう。

Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)の課金方式

Yahoo!ディスプレイ広告はCPC(クリック課金)が採用されています。

出典:ヤフー株式会社「Yahoo! JAPAN 媒体資料(2023年3月)P7,p14

https://s.yimg.jp/images/listing/pdfs/yj_mediaguide.pdf

i-mobile network

引用元:i-mobile

「i-mobile network」は株式会社アイモバイルが提供する、国内最大級のアドネットワークです。PCや、スマホ、タブレットなどのモバイル広告に特化したアドネットワークで、「IM-UID」(Cookieを使用しない、共通IDソリューション)を活用したリターゲティング配信ができるところも、近年個人情報保護法に基づきCookieの良し悪しが議論される中で、誇れる強みとなっています。

i-mobile networkの課金方式

i-mobile networkは、CPC(クリック課金)CPV(視聴課金)が採用されています。CPV(視聴課金)とは、動画広告が再生された回数に応じて費用が発生する課金方式を指します。

楽天広告(楽天アドネットワーク)

引用元:楽天広告

楽天広告(楽天アドネットワーク)は、楽天のユーザー基盤を活かした広告配信が特徴で、ECサイトとの連携が強みとしています。楽天IDを活かし、1億人以上のユーザーの行動データからを分析し、さまざまな消費行動の段階に対応できるようなマーケティング施策を提供しています。

楽天広告(楽天アドネットワーク)の課金方式

RMP(楽天ディスプレイ広告)ではセグメント数、調査内容などプランに応じて変動する課金方式がとられています。最低出稿金額はお申し込み金額が100万円、1ヶ月当たりの予算は50万円と定められています。

参考:楽天グループ株式会社 RMP-Display Ads

https://adsales.rakuten.co.jp/products/rmp_display_ads/

Facebook (Meta) Audience Network

Facebook (Meta) Audience Networkは、Meta社が提携するモバイルアプリ向けの広告ネットワークです。このサービスを利用すると、Facebook以外のアプリ内でも広告を掲載できます。日本国内では、「グノシー」や「CCHANNEL」など、さまざまなアプリで広告配信が行われており、広範囲なリーチが可能です。

Facebook (Meta) のターゲット設定機能や広告フォーマット、管理ツールを利用して、精度の高いターゲティングが可能です。

Facebook (Meta) Audience Networkの課金方式

Facebooke (Meta) Audience NetworkはCPC(クリック課金)IMP(インプレッション課金)が採用されています。

参照:Facebook Audience Network: 広告の効果を高めるFacebookのターゲット設定 | Meta for Business

デジタルマーケティングに初めて挑戦する、といった方でも、「目的別」や「広告タイプ別」から自社にあった広告手法を選べるのも、嬉しいポイントですね。

アドネットワーク広告媒体の選び方のポイント

アドネットワーク広告は、媒体によって特徴や強みが異なります。この章では、適切な広告媒体を選ぶためのポイントを解説します。

1. 広告運用の目的を明確にする

まずは広告運用の目的を明確にしましょう。広告運用の目的には、

  • ブランドの認知を拡大する
  • 期間限定のキャンペーンなど、短期間で成果をあげる
  • 購入や資料請求など、具体的な成果(CV)を獲得する

などがあります。

2. ターゲットユーザーを特定する

広告運用のターゲットユーザーを設定しましょう。その際、年齢層や性別、興味関心、利用デバイス、地域など細かくペルソナ設定をすることがおすすめです。媒体によっては、幅広い層へのアプローチに適しているものもあれば、特定の層へのアプローチに特化しているものもあります。媒体のユーザー層を理解し、商材に適したアドネットワーク広告媒体を選定しましょう。

3. 予算の設定と課金方式の決定

広告運用の予算を設定しましょう。またその際、課金方式も同時に検討しましょう。先ほど解説した広告運用の目的ごとに、効果的な課金方式が異なります。例えば認知拡大の場合は、多くの人に広告を見てもらうためにIMP(インプレッション課金)、CV獲得のためにはCPC(クリック課金)や成果報酬型が適しています。広告運用の目的に即した課金方式が採用されているか事前に確認しておきましょう。

4. 広告フォーマットが適しているか

アドネットワーク広告は、媒体によって広告掲載方式も様々です。例えばGDNではレスポンシブディスプレイ広告を使用し、広告スペースに合わせて広告のサイズ、表示形式、フォーマットが自動的に調整されます。

自社で広告クリエイティブの作成や改善のノウハウがない場合は、ある程度自動的に制作してくれる広告媒体の選定や、広告代理店へ依頼がおすすめです。

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アドネットワーク広告運用は代理店依頼?インハウス運用?それぞれのメリット・デメリットを解説

アドネットワーク広告の運用方法は大きく分けて、自社で行う「インハウス運用」と、外部の専門企業であ広告代理店に依頼する「代理店運用」の2つがあります。それぞれにメリット・デメリット、費用感、特徴などがあるため、自社の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。この章では、インハウス運用と広告代理店依頼のメリット・デメリットを解説します。

インハウス運用

メリット

  • 費用を抑えられる

外部への委託費がかからないため、費用を削減することができます

  • 柔軟な対応

自社の状況に合わせて、迅速かつ柔軟に広告運用を変更することができます。また何か問題が発生した際も、即時に対応することができます。

  • ノウハウ蓄積

自社で運用することで、広告運用のノウハウを蓄積し、長期的な視点で広告戦略を立てることができます。

デメリット

  • 専門知識が必要

アドネットワーク広告のプラットフォームの知識、データ分析能力、マーケティングスキルなど、専門的な知識が必要となります。

  • 時間と手間がかかる

広告の作成、入稿、データ分析など、多くの時間とリソースがかかります

  • 人的・物的リソースが必要

専門知識を持った人員や分析ツール・研修の導入が必要になります。また広告は出稿して終わりではなく、継続的なモニタリング・改善をしなければ、その効果を高めることはできません。

自社でこれらのリソースを確保することが難しければ、広告代理店への依頼を検討してみてください。広告代理店には広告の運用に関するすべての段階はもちろん、広告クリエイティブの作成やデータ分析など、自社でが苦手とする段階を選択して依頼することもできます。

インハウス運用が向いているケース

  • 広告運用のノウハウを蓄積したい
  • 費用を極力抑えたい
  • 柔軟な運用をしたい

広告代理店へ依頼する

メリット

  • 専門的な知識と経験

広告代理店はあらゆる商材に関する広告運用の豊富な経験とノウハウを持っているため、効果的な広告運用が期待できます。また、広告クリエイティブ作成には、広告代理店の高い分析力やデザイン力を活かすことができるでしょう。

  • 多様なサービス

広告クリエイティブ制作やデータ分析など、幅広いサービスを提供してくれます。また一部のサービスだけを利用することができる場合もあるため、「ここだけ任せたい」と自社でノウハウがない部分だけを依頼することができます。またアドネットワーク広告だけではなく、ランディングページやウェブ記事などwebマーケティング全般に関する知識も豊富に持ち合わせています。

  • 時間と手間を削減

広告運用業務を外部に委託することで、自社の業務にリソースを割き、結果的に事業の成長につながる可能性があります。

デメリット

  • 費用が高い

広告費に加えて、代理店への手数料がかかります。特に広告の予算が制限されている場合は、資金運用が難しくなるでしょう。

  • 自由度が低い

代理店に委託するため、自社の意図が十分に伝わらなかったり問題に柔軟な対応をすることが難しくなったりする可能性があります。

広告代理店への依頼が向いているケース

  • 専門的な知識や経験がない
  • なるべく早く成果を出したい
  • 質の高い運用を目指している

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アドネットワーク広告の運用を広告代理店に依頼する際のポイント

代理店選定時には、以下の観点から「自社に最適な代理店かどうか」を判断する必要があります。

  • 実績:
    • 自社と似た業界や業種の経験があるか。
    • 自社と似た商品・サービスの広告運用実績があるか。
    • 過去の広告キャンペーンでどのような成果を上げているか。
  • ノウハウ:
    • 適切な媒体選択・運用の知識、実績があるか。
    • 広告効果のデータを正確に測定し、改善に繋げられる分析力があるか。
  • サポート体制:
    • 担当者の経験やスキルレベルはどうか。
    • 定期的な進捗報告や、疑問点への対応は迅速に行ってくれるか
    • 状況に応じて、柔軟な対応をしてくれそうか。
  • 契約内容:
    • 最低契約期間はあるか。
    • 中途解約した場合の違約金などは発生するのか。
    • アカウントは開示されるのか。

アドネットワーク広告の代理店選定では、安さや実績だけでなく、実績の内容や契約内容をしっかりと確認することが重要です。 安価なプランに惹かれるかもしれませんが、実績が乏しかったり、自社の案件に合わない場合は、費用対効果が低い結果となる可能性があります。また、実績が豊富であっても、その実績が自社の業界や商品・サービスに合致しているか、契約内容が自社の要望を満たしているかなどを慎重に検討する必要があります。契約書には、報酬体系、成果の定義、報告内容、解約条件などが明記されているかを確認し、不明な点は必ず事前に質問するようにしましょう。

以下の記事で、代理店選定に関する情報を詳しく解説しています。「代理店が多すぎて自社に合ったものが見つけられるか不安、、」「どこから始めたらよいかわからない、、」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。

リスティング広告代理店選び|ラクに比較検討するために!37個の質問

ランキングに頼らない!最適なWeb広告代理店選びで効果的な広告運用を

最新トレンドに強いWeb広告代理店を選ぶ重要性とは?4つの選定ポイントも紹介

最後に:広告運用でお悩みなら!free web hopeに一度ご相談ください

株式会社free web hope はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。

長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。

広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeに!公式HP、左下のボタンからお悩みをお聞かせください。

【free web hopeの広告運用支援実績はこちらから】free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開!

監修者:古瀬純功

free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント

アドネットワーク広告についてよくある質問

Q1:アドネットワーク広告の仕組みはどのようになっていますか?

アドネットワーク広告は、自社に最適なアドネットワークプラットフォームを選定し、クリエイティブの出稿と入札をすれば完了です。その後、設定したターゲティングに基づき、広告媒体のネットワークを通じて複数の広告配信面(WEBサイト、SNS、ブログなど)に自動的に配信されます。

Q2:アドネットワーク広告にはどのような種類の広告フォーマットがありますか?

例えばGoogle広告が提供するアドネットワークであるGDN(Google Display Network)では、デフォルトでレスポンシブディスプレイ広告が使用されます。レスポンシブディスプレイ広告とは、画像、見出し、ブランドロゴ、動画、説明文など複数の要素をアップロードし、ユーザーの興味関心に基づいてその要素が組みあわさって表示されます。

【あわせて読みたい】【疑問解消】レスポンシブ広告でCV率アップ?設定方法やメリットまで紹介

引用:ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて - Google 広告 ヘルプ

Q3:アドネットワーク広告はどこに掲載されますか?

アドネットワーク広告は、その広告媒体が形成するネットワークに配信されます。例えばGDN(Google Display Network)ではGoogleの保有するサービス(YoutubeとGmail)に加え、ウェブサイトやアプリに配信することができます。

引用:ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて - Google 広告 ヘルプ

Q4:アドフラウド対策やブランドセーフティー対策はどのように行われていますか?

アドネットワークはネットワークを通じ様々な配信面に配信されるため、アドフラウド対策やブランドセーフティー対策は他の広告と比較して重要になってきます。アドフラウドとは、不正アクセスを用いて広告の表示回数やクリック数を増加させ、広告主の費用を増加させる行為を指します。Google広告では自動的に不正なアクセスを審査し、「無効なトラフィック」として扱われます。また、不正なアクセスの疑いがある場合は、クリック調査の依頼をすることもできます。

引用:無効なトラフィックの管理 - Google 広告 ヘルプ

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