布団から起き上がると真っ先に蒼い空と海が目に入りこんでくる。
普段東京に住んでいる私には、なんとも非日常的な景色だ。
自然と、ゆっくり呼吸をする朝7時半、「おはようございます。よう寝れましたか。」女将さんが私の部屋に朝食を運んでくれた。
サラダに入っている新玉ねぎは”甘くて、やわらかくて、みずみずしい”。
「瀬戸内海特有の温厚な気候で育った淡路島産の玉ねぎは水分量も多くサラダにぴったり」と、女将さんがニコニコと話す。
さて、身支度を整えて朝の散歩に出よう。
ひんやりとした朝の空気に海の匂いが混じる。
近くの公園をゆっくり歩きながら、徐々に体を起こしていく。
磯独特の香りを時折感じながら歩いていると、漁師さんたちがワカメを収穫している姿が見えた。
収穫したわかめをそのまま干す「素干しわかめ」灰をまぶした阿那賀特産の「灰干しわかめ」茹でて塩をまぶして保存を利かす「湯通し塩蔵わかめ」などの加工風景が見られた。話しを聞くとちょうど旬の時期らしい。
そういえば、今朝の味噌汁にもやさしいワカメが入っていたことを思い出した。あれは美味しかったな。ここのワカメは、色が鮮やかで、柔らかさの中にもこしがある。ちなみに「鳴門わかめ」と呼ばれているそうだ。
さて、そろそろお仕事の時間か。
宿に戻ると美人の湯と呼ばれるうずしお温泉上がりの同僚がすでに仕事を始めていた。
(いつもより、お肌がつややかで、なんだかさわやかな同僚)
海が一番近くでみれる窓際の席に荷物を置き、すみっこにあるコーヒーメーカーで、仕事前の日課であるホットコーヒーを頂いた。さっそく、コーヒーを飲み、チャットを確認していこう。すべて、返したところで自分の仕事に取り掛かる。顔をあげ目の前の海を見ながら、一呼吸。
切り替え完了。
作業の一区切りには毎回海を見る。目をつむり一呼吸をしたあと、目の前に広がる海と同時に空を見るのだ。そのたびにテトラポットにとまっているかもめが視界に入るのだけど、揃って太陽に向かってる姿がなんだか不思議で、微笑ましい。
午後は、同僚との会議から始まる。
階段をあがり、海を目の前にしながらさっそく打ち合わせ。不思議と前向きな議論ができるのかもしれない。東京に居る上司と、淡路島に居る同僚と私、そして福岡のクライアントとのミーティング。みんな違う場所にいるけどプロジェクトの目的でつながっている私達は、どこにいても仕事が出来る。
横にはいつでも海が見える風景に、いつにもましてポジティブに話しが進む。
東京にいる時とさして変わらず忙しい1日はあっという間。でも東京では見られない夕陽で1日の終わりを迎える。
夕食を同僚たちと食べようと、食事部屋のふすまを開けてみたところ、そこには、淡路島の鯛のお活き造りが。
なんてことだ。
優しい女将さんがご用意してくれた。
一口、二口・・・身に粘りや歯ごたえがあり、甘みが感じられる。
こんなにも美味しい鯛が食べられるとは・・・。
感動の最中、次に運ばれてきたのは淡路島の郷土料理「宝楽焼(ほうらくやき)」。
鳴門海峡の塩の流れにもまれた真鯛と身の引き締まったサザエ、そしてエビ。
肉厚の鳴門わかめを”宝楽皿”を使い旨味を逃すことなく、蒸し焼きにした絶品。
ほっくりと焼き上がった真鯛をご当地のポン酢で頂きながら、素材の旨味・香りをそのまま堪能。ふっくらとした口あたりがやさしい贅沢。
お腹いっぱい、幸せいっぱいになったところで、温泉へ。
美人の湯「うずしお温泉」は入った瞬間に肌にまとわりつくトロトロとした泉質で、まるで透明の乳液に包まれたかのように肌がもちもち、すべすべに。
(ふぅ〜〜・・・)
疲れもとれたところで、お部屋で読書して、少しお酒を飲んで寝よう。
明日もまた、頑張るか。
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