広告代理店の選び方

リスティング広告代理店の乗り換え・切り替えのタイミングは?注意点、新しい代理店の選び方も解説

リスティング広告の運用を長期間任せていると、「最近成果が低下してきた、、」「他の代理店に頼んだ方が費用対効果が上がりそう」なんて悩みや疑問が出てくることは少なくないです。契約当初は順調に見えても、広告の成果が停滞したり、コミュニケーションに問題が生じたりすることは実はそんなに珍しくありません。本記事では、広告代理店の乗り換えを検討した方がいいサイン、 代理店を乗り換えるメリットとデメリット、乗り換えのステップ、注意点までを紹介します。ぜひ最後までお読みください!

今の広告代理店で満足してる?リスティング広告代理店の乗り換えを検討すべきタイミング

リスティング広告の効果に満足できない場合、広告代理店の乗り換えをするべきかもしれません。以下の2つのタイミングを見逃さないようにしましょう。

  • 改善施策がなされず広告効果が長期間伸び悩んでいる
  • コミュニケーションに問題がある・対応の質が悪い

改善施策がなされず広告効果が長期間伸び悩んでいる

もし、リスティング広告の運用結果が長期間にわたって停滞している場合、現在の代理店に改善施策がなされていない可能性があります。具体的には、クリック単価(CPC)が高止まりしている、コンバージョン率が伸びない、コンバージョンの質が悪い、など。また、定期的なレポート提出がなかったり、ミーティングが疎かになっていたり、改善施策が出されない場合は乗り換えした方が費用対効果を向上できるかもしれません。

コミュニケーションに問題がある・対応の質が悪い

代理店とのコミュニケーションに問題があると、広告運用に支障をきたすことがあります。例として、代理店や担当者の態度が悪い、返信が遅い、報告が不十分、提案が不足など。このような状況が続くと、信頼関係だけではなく広告運用にも影響が出てきてしまいます。

リスティング広告代理店を乗り換えるメリット

リスティング広告代理店を乗り換えることで以下のようなメリットがあります。

  • 広告運用の最適化で費用対効果が向上する可能性がある
  • 新しい視点での広告戦略見直しによるターゲティング精度の向上
  • コミュニケーション問題が解決される
  • マーケティング全体を見直すきっかけとなる

広告運用の最適化で費用対効果が向上する可能性がある

新しいリスティング広告代理店に乗り換えをすると、CPA(獲得単価)の改善をしてくれ、結果として費用対効果が向上します。また、PDCAサイクルを最速で回す且つ、プロジェクトの全体像を捉えて運用をしてくれる新規の代理店を選ぶと、効果的に費用対効果を高めることができるでしょう。

新しい視点での広告戦略見直しによるターゲティング精度の向上

新しい代理店が他の代理店とは違った視点から広告戦略を見直すことでターゲッティング精度が向上し、結果的にCVR(コンバージョンレート)を高めることができるでしょう。顧客の行動データや市場調査に基づき、より精密なターゲティングが得意だったり、広告グループを細かく分け、関連性の高いキーワードと広告文を組み合わせる能力がある代理店を選ぶことが大事です。

コミュニケーション問題が解決される

新しい代理店に乗り換えると、コミュニケーション問題が解決される可能性があります。スムーズなコミュニケーションが取れると相互間の情報が十分に伝わります。また、代理店が広告主のニーズを正しく理解し広告戦略を立てられると、運用効果もより高くなるでしょう。

マーケティング全体を見直すきっかけとなる

代理店の乗り換えは、リスティング広告だけでなく、マーケティング全体の見直しのきっかけとなります。リスティング広告の代理店がリスティング広告だけではなく、他の施策を提供できる場合もあり、新しいアイディアを貰うことで全体的なマーケティング戦略が強化される可能があります。

リスティング広告代理店を乗り換えるデメリット

一方で、リスティング広告代理店を乗り換えると以下のようなデメリットもあります。

  • 移行期間中の一時的なパフォーマンス低下のリスク
  • リターゲティングリストが引き継げない可能性がある(アカウントが移管できない)

移行期間中の一時的なパフォーマンス低下のリスク

代理店の乗り換え直後や乗り換えてから1ヶ月ほどは一時的なパフォーマンス低下が発生する可能性があります。移行中に広告キャンペーンが停止することにより、クリック数やコンバージョン数が一時的に減少したり、機械学習が最初からになることで、データを蓄積するのに時間がかかったりします。

リターゲティングリストが引き継げない可能性がある(アカウントが移管できない)

リターゲティング(リマーケティング)リストは訪問、カート放棄などサイト内で何らかのアクションを起こしたもののコンバージョンへ至らなかったユーザーのデータを集めたものです。もし、現在の代理店が広告アカウントを所有している場合、リターゲティングリストやその他データが取得できない可能性が高いです。現在の代理店が管理するアカウントで蓄積されたリターゲティングリストが引き継げない場合、新しい代理店が一からリストを構築し直す必要があり、その間にリターゲティング効果が大幅に減少する可能性があります。

リスティング広告代理店を乗り換える際に確認するポイント

代理店を乗り換える際には、以下のポイントを確認することでスムーズな移行を実現しましょう。

  • 途中解約による解約金があるか
  • アカウントやデータが引き継げるか

途中解約による解約金があるか

現在の代理店との契約に途中解約の条項が含まれているかどうかを確認します。代理店や契約内容によっては、多額の解約金が発生したり、契約解除に対して条件が設けられている場合があります。場合によっては、解約金を支払ってでも乗り換えをした方がいいという場合もありますので、今一度自社の状況から判断してみましょう。

アカウントやデータが引き継げるか

もし現代理店が広告アカウントを所有する場合は、アカウントの移管や一部データの引き継ぎが可能か確認してみましょう。自社でアカウントを所有している場合は問題ありませんが、代理店が所有している場合は新規の代理店が1からアカウントを構築し直すことになります。

リスティング広告代理店の乗り換えを決意したら!踏むべきステップ

代理店の乗り換えを決定したら、以下のステップを踏んでスムーズに乗り換えを進めましょう。

  • 【ステップ1】配信停止ができる日を確認
  • 【ステップ2】現行の広告パフォーマンスを分析し、具体的な改善目標を設定
  • 【ステップ3】候補となるリスティング広告代理店を探す
  • 【ステップ4】現代理店にアカウントの移管やデータ引き継ぎ等の依頼

配信停止ができる日を確認

現在配信している広告の配信停止日を決めましょう。代理店によっては最低出稿期間が3ヶ月〜6ヶ月など設定されている場合があるので注意が必要です。配信停止日が決まったら、契約上問題の無い範囲で停止日から一番近い日に代理店へ伝えてください。こちら側が広告停止の意図を匂わせてしまうと、場合によっては代理店が運用への力を抜いてしまう可能性がゼロではないからです。

現行の広告パフォーマンスを分析し、具体的な改善目標を設定

まず、現在の広告のパフォーマンスデータ(クリック率、コンバージョン率、CPCなど)を分析し課題を特定しましょう。また、新しい代理店を選定するにあたり、代理店に求める具体的な改善目標を設定しましょう。例としては、「CPCを20%削減する」、「コンバージョン率を10%向上」など。目標が明確であればあるほど、代理店から具体的な提案を受け取ることができます。

候補となるリスティング広告代理店を探す

自社の目標が明確になったら、新しいリスティング広告代理店を探しましょう。国内には広告代理店が1000社以上あると言われ、情報を得るだけでも大変ですよね。

そこで、代理店の情報収集するためのオススメの3つの方法を紹介します。

  • 他企業のマーケ担当や知人からWeb広告代理店を紹介してもらう
  • 業界イベントやセミナーで広告代理店に直接相談をする
  • SNSやインターネット上でのリサーチを徹底する

また、代理店を選定する際には以下のポイントを押さえましょう

  • 運用担当者との相性が合うか(迅速で真摯な対応が見られるか)
  • 自社の案件と似た実績や成功事例があるか
  • データサイエンスに長けているか
  • 費用感は予算と合っているか

現代理店にアカウントの移管やデータ引き継ぎ等の依頼

新しい広告代理店が決まったら、前代理店にアカウントの移管やデータの引き継ぎが可能か確認しましょう。前途したように、前代理店がアカウントを所有する場合でアカウントの移管ができないと、乗り換え先の代理店が1からのアカウント構築をしなければなりません。それに伴い、乗り継ぎ後に成果が見られるまで時間がかかってしまいます。前代理店に運用アカウントの移管についてNOと言われた場合は、可能な限り多くの詳細なデータやレポートを入手しましょう。相談中の新規代理店候補に、どんなデータや情報が必要か?など相談し、それに沿って現代理店にリクエストすると良いです。

広告代理店乗り換えで相談申し込み件数「2.5倍」に成功した保険会社の話。

今回、株式会社アイリックコーポレーション様は既存代理店から株式会社free web hope(フリーウェブホープ)乗り換えを決めてくださいました。

アイリックコーポレーションは顧客満足度No.1(※1)の、日本初となる来店型の保険ショップ(※2)「保険クリニック」を全国約260店舗で展開している保険会社です。


※1…2022年オリコン顧客満足度調査 来店型保険ショップ総合第1位

※2…「日本初の来店型乗合保険ショップチェーン」

店舗数11店舗以上または年商10億円以上をチェーン店と定義 東京商工リサーチ調べ(2018年6月)


左に株式会社アイリックコーポレーション一同様、右内側からfree web hopeの林健一、古瀬純功、榊原美咲

抱えていた課題

  • CPAが高騰に対して施策の頭打ち
  • 事業拡大に伴う新規施策

得られた成果

商圏分析からキャンペーン構造・コミュニケーション戦略を見直し....

  • 保険相談申込件数が約2.5倍
  • 運用型広告のCPAを約70%改善

支援領域

  • 広告運用
  • LPO
  • データ分析

乗り換え(リプレイス)成功要因

  • 複数の広告代理店からの提案を吟味し、これからの自社ビジネスに「期待を超える」ビジョンを与えてくれそうなものを選んだ

free web hope から株式会社アイリックコーポレーション様へインタビュー

free web hopeに最終決定した決め手は何でしたか?

乗り換え検討の際、他社はリスティング広告における広告文のタイトルや説明文など、クリエイティブの修正提案に止まるものが多かったですが、free web hopeは「広告運用で流入したユーザーの受け皿をどのように最適化するか」を提案してくださいました。ランディングページの設計を含めて詳細にプランを提案してくだいました。

実際依頼してみて、弊社の対応はいかがでしたか?

free web hopeがいつでもチャットで返信/対応してくれる安心感は頼もしいですし信頼できます。打ち合わせも週に1回以上行うので、進捗を都度共有して相談できるのはありがたいです。数ヶ月単位で担当者が変更されないこともあり、中長期でプランを立てて並走できるのもありがたいです。

まとめ:リスティング広告代理店の乗り換えを検討されている方はfree web hope へ

株式会社free web hope はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。

長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。

広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeに!公式HP、左下のボタンからお問い合わせください。スピーディーに対応させていただきます。

監修者:古瀬純功

free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント

<<本記事で学んだこと>>

  • 【乗り換えを検討すべきサイン 】
  • 改善施策がなされず広告効果が長期間伸び悩んでいる
  • コミュニケーションに問題がある・対応の質が悪い
  • 【リスティング広告代理店を乗り換える際に確認するポイント】
  • 途中解約による解約金があるか
  • アカウントやデータが引き継げるか
  • 【リスティング広告代理店の乗り換えを決意したら踏むべきステップ】
  • 【ステップ1】配信停止ができる日を確認
  • 【ステップ2】現行の広告パフォーマンスを分析し、具体的な改善目標を設定
  • 【ステップ3】候補となるリスティング広告代理店を探す
  • 【ステップ4】現代理店にアカウントの移管やデータ引き継ぎ等の依頼
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