運用型広告

【LINE】友だち追加広告(CPF広告)とは?仕組みから始め方まで徹底解説

  • #
    LINE広告
LINEの「友だち追加広告(CPF広告)」は、LINE公式アカウントの友だちを増やすための広告です。LINEアプリ内に広告を配信し、ユーザーが友だち追加をすると費用が発生する仕組みになっています。友だち追加広告(CPF広告)を使うことで、ターゲットに直接リーチし、LINEでのコミュニケーションを活発化させることができます。しかし、「具体的にどこから始めたらいいの?」「設定方法がわからない」「費用対効果は?」と感じている方も多いのではないでしょうか。本記事では、LINEの友だち追加広告の基本的な仕組みから、効果的な活用法、設定手順までを初心者にもわかりやすく解説しています。画像や図を交えて、実践的な内容をお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
Index
目次

LINEの友だち追加広告(CPF)とは?

LINEの「友だち追加広告(CPF)」は、LINE公式アカウントの友だちを増やすための広告です。LINEアプリ内に広告を配信し、ユーザーが友だち追加をすると費用が発生する仕組みです。

「CPF」は 「Cost Per Friends」 の略称で、友だちが増えた分だけ料金が発生する成果報酬型の広告 です。無駄なコストを抑えながら、効率的にLINE公式アカウントの友だちを増やすことができます。

友だち追加広告(CPF広告)のメリット

  • 予算の範囲内で効率的に集客できる
  • ターゲティングの精度が高い
  • ユーザーにとっての手軽さ

友だち追加広告(CPF広告)では、設定した予算内で効率的にLINEユーザーを集客できます。友だち追加後は、そのユーザーを自社のウェブサイトや店舗への集客に活用でき、広告効果を最大化することができます。

ユーザーにとっては、友だち追加のボタンをタップするだけで簡単に友だち追加が完了するため、アクションを起こすハードルが低く、友だち追加率が高まるという利点もあります。

友だち追加広告(CPF広告)の配信面

  • トークリスト
  • LINE NEWS
  • LINE VOOM
  • ホーム

ただし、広告出稿時に配信面を指定することはできません。そのため、各配信面に適したフォーマットでクリエイティブを作成し、入稿する必要があります。以下でそれぞれの特徴を紹介していきます。

【関連記事】【2025年最新版】LINE広告はどこに出る?指定できる?20種類の配信面を紹介

画像引用元 : 配信面の種類ーLINEヤフー for Business

トークリスト

画像引用元:LINEヤフーfor Business

トークリストは、1日あたりのアクティブユーザー数が最も多い配信面 です。LINEアプリの「トークリスト」画面の最上部に広告が表示されます。トークリストは LINEユーザーが頻繁にチェックする場所であり、広告の視認性が非常に高い配信面です。

LINE NEWS

画像引用元:LINEヤフーfor Business

LINE NEWSは、国内最大級のニュースサービスであり、LINEアプリ内のニュースページに広告が表示されます。月間PV数は154億以上(2021年8月時点) で、多くのユーザーにリーチできる配信面です。

また、月間7,700万人以上(2021年時点) のユーザーが利用しており、特に20代~40代の女性が多くを占めます。男女比は 約6:4で女性が多い 傾向にあり、職業別では会社員・主婦・学生などが中心です。

参考:LINEヤフーfor Business

LINE VOOM

画像引用元:LINEヤフーfor Business

LINE VOOMは、ショート動画などが楽しめる動画プラットフォームです。LINEのタイムライン機能がリニューアルされたことで登場し、縦長のショート動画を中心としたコンテンツが配信されています。

LINE VOOMのユーザー層と広告の特徴

  • 月間訪問ユーザー数は6,800万人以上
  • 4,900万人以上が月に1回以上広告を閲覧
  • 男女比では女性ユーザーが多い
  • 10代から60代まで幅広い年齢層が利用

このように、LINE VOOMは他のSNSではリーチしにくいユーザー層にもアプローチしやすいのが特徴です。

ホーム

画像引用元:LINEヤフーfor Business

ホームタブは、友だちリストやグループ、LINEの各種サービスへアクセスするためのポータル画面です。LINEアプリの主要な入り口となるため、多くのユーザーが頻繁に訪れる場所です。

ホームタブの特徴

  • 男女比は女性がやや多い
  • 10代から50代以上まで幅広い年齢層が利用

友だち追加広告(CPF広告)の課金方法

友だち追加広告(CPF広告)の課金方法は、以下の 2種類 があります。

  1. 成果報酬課金(CPF:Cost Per Friends) 友だち追加ごとに料金が発生する成果報酬型の課金
  2. インプレッション課金(CPM:Cost Per Mille)広告の表示回数(1,000回あたりのインプレッション数)に応じて課金

自動入札と手動入札

なお、選択する入札方法によって課金方式が変わります。

  • 「自動入札」 友だち追加ごとの成果報酬課金(CPF)が適用
  • 「手動入札」 成果報酬課金(CPF)またはインプレッション課金(CPM)のどちらか

また、管理画面で「1日の予算(1日あたりの上限予算)」を設定 すれば、設定した予算上限まで自動的に広告を配信することができます。予算をコントロールしながら、効率的に友だちを増やしたい場合に便利です。

友だち追加(CPF広告)の最低設定価格

友だち追加広告(CPF広告)は、初期費用なし1万円から出稿可能 です。さらに、最低価格を設定できるため、毎月の広告予算を計画的に管理しながら運用できます。なお、友だち追加の最低設定価格は、選択する 入札方法 によって異なります。

  • 自動入札の場合75円 〜
  • 手動入札 の場合:友だち追加ごとの課金(CPF)は50円~、インプレッション課金(CPM)は200円~

予算設定のポイント

友だち追加広告(CPF広告)は、運用型広告として オークション形式 を採用しています。広告主は広告枠に対してその都度入札を行うため、設定した入札価格が低すぎると広告の表示回数が伸びにくくなることがあります。入札価格は、広告配信開始後にリアルタイムで調整可能です。そのため、広告効果を確認しながら、適宜入札価格を見直す必要があります。

なお、広告の予算は「増やしたい友だち数 × CPA(1人あたり獲得単価)」 を目安に設定しましょう。広告配信を3カ月以上続けることで、機械学習の効果を活かし、安定した成果が得られる傾向があります。

友だち追加広告(CPF広告)のターゲティング

「友だち追加広告(CPF広告)」では、LINEで使用できるすべてのターゲティング方法が利用可能です。これにより、広告主はより精度の高いターゲティングを実施し、目的に応じたユーザーに広告を届けることができます。

1)オーディエンスセグメント配信

オーディエンスセグメント配信では、以下のようなデータを利用できます。

  • 地域
  • 年齢
  • 性別
  • OS
  • 詳細ターゲティング(興味、構造、属性)

2)オーディエンス配信

オーディエンス配信では、以下のようなデータを利用してターゲティングを行うことができます。

  • ウェブトラフィックオーディエンス
  • モバイルアプリオーディエンス
  • DFA/AAIDアップロード
  • 電話番号アップロード など

さまざまなデータを活用することで、既存の顧客や特定の行動を示したユーザー に向けて広告を配信し、より効果的に友だち追加を促せます。

【関連記事】LINE広告のターゲティング全4種類!4つの活用例や気をつけるポイント3つを紹介

LINE 友だち追加広告(CPF広告)を始める前に

LINE広告の「友だち追加広告」を配信するには、まずLINE広告のアカウントを作成する必要があります。以下の手順でLINE広告のアカウントを準備しましょう。すでにLINE広告のアカウントをお持ちの方は、このステップをスキップしてください。

  1. LINEビジネスIDを発行する
  2. LINE広告アカウントを作成する
  3. クレジットカード情報の登録をする
  4. LINE Tagを設置する

1) LINEビジネスIDを発行する

LINEビジネスIDの取得方法

  1. LINEビジネスID登録ページにアクセス
  2. ページにアクセスしたら、「メールアドレスで登録」を選択
  3. 法人として使用しているメールアドレスを入力し、「登録用のリンクを送信」をクリック
  4. 入力したメールアドレスに、登録用のメールが届いたリンクを使って登録手続きを進める

登録したメールアドレスとパスワードは後々必要ですので、忘れないようメモをしておきましょう。

2) LINE広告アカウントを作成する

次に、LINEビジネスIDのログイン画面に進み、先ほど登録したメールアドレスとパスワードでログインします。

  • 個人のメールアドレスでLINEビジネスIDを登録した場合は、「LINEアカウントでログイン」オプションを選択してログイン
  • 法人用のメールアドレスで登録した場合は、「ビジネスアカウント」でログイン

LINEビジネスIDでのログインが成功すると、LINE広告の管理画面である「広告マネージャー」が表示されます。次に、「広告アカウント」タブから「+新しい広告アカウントを作成」をクリックし、広告アカウント作成画面に進んでください。

画面が切り替わったら、以下の情報を順番に登録していきます。

  1. 請求先情報
  2. 広告主情報
  3. 商材情報

入力情報に誤りがないかしっかりと確認し、問題がなければ「作成」ボタンをクリックします。

参考:広告マネージャーにログインする

参考:広告アカウントを作成する

3) クレジットカード情報の登録をする

LINE広告アカウントの支払いは、クレジットカード決済が可能です。ただし、公式ではLINE広告の管理画面をPC版Chromeの最新バージョンで操作することをオススメしています。スマートフォンからの操作では、クレジットカードの登録ができない場合があるため、支払い手続きの際はPCを使用することをお勧めします。

クレジットカード情報の登録方法

まず、「広告マネジャー」から、グループもしくは広告アカウントを開きます。画面左上の[≡]をクリックし、「設定」「請求と支払い」をクリックします。以下の画像内のように、請求先一覧で、クレジットカードを登録したい[請求先名]をクリックしてください。

画像引用元:LINE広告

次に、画面中央右下の「支払い方法を登録」をクリックします。続いて、クレジットカードを選択して[次へ]をクリック。追加したいクレジットカードのカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力して、完了です。

クレジットカード登録が完了すると、LINE広告アカウントの「審査」が自動で開始されます。なお、LINE広告アカウントの審査には通常、3〜5営業日程度がかかります。

4) LINE Tagを設置する

LINE tag とは「広告タグ」のことで、LINE広告の広告配信効果を計測する役目を果たします。LINE tagの設置は以下の2ステップで行います。

  1. LINE Tagを広告管理画面から発行する
  2. 自社サイトへLINE Tag設置する

LINE Tagを広告管理画面から発行する方法

まずLINE tagを取得する必要があります。LINE広告管理画面にログインし、画面左上の[≡]をクリックし、トラッキング(LINE tag)をクリックしてください。「LINE Tagの作成」ボタンをクリックすると、タグを発行できます。

画像引用元:LINE広告

2. 自社サイトへLINE Tag設置する

LINE tagを取得できたら、表示されている各コードを、用途に応じてベースコード⋅カスタムイベントコード⋅コンバージョンコードを自社のサイトのHTMLに貼り付けます。詳しくは以下の公式情報をご参考ください。

参考:LINE Tagを取得する

LINE 友だち追加広告(CPF広告)の始め方5ステップ

LINE広告アカウントの作成が完了し、アカウントの認証が完了したらで友だち追加広告を作成できます。

始め方は他のLINEキャンペーンとほとんど変わらず、以下の5ステップで始められます。

  1. 『友だち追加』のキャンペーンを作成
  2. 広告キャンペーンの基本情報を入力
  3. 広告グループの設定
  4. 広告の設定
  5. 広告審査申請

以下の記事でもLINE広告の始め方について細かく解説していますので、ぜひご参考ください。

【関連記事】LINE広告の出稿方法!初心者にもわかりやすく7ステップで画像解説

1)『友だち追加』のキャンペーンを作成

LINE広告マネージャーにログインした後は、広告アカウント>キャンペーンタブ内の「キャンペーンを作成」をクリック>キャンペーンの目的を「友だち追加」に設定してください。

画像引用元:キャンペーンを作成する

キャンペーン目的に「友だち追加」が出てこない場合

LINE広告の設定時、キャンペーン目的に「友だち追加(CPF広告)」が表示されない場合、最も多い原因は、LINE公式アカウントが未認証であることです。

CPF広告には「認証済アカウント」が必須

LINE公式アカウントには、以下の2種類が存在します:

  • 認証済アカウント(CPF広告利用可能)
  • 未承認アカウント(CPF広告利用不可)

CPF広告(友だち追加広告)を配信するには、認証済アカウントであることが前提条件です。未承認のままでは、広告管理画面に「友だち追加」目的が表示されません。

認証アカウントの申請方法
  1. LINE公式アカウントを開設
  2. LINE広告管理画面にログイン
  3. 「アカウント認証をリクエスト」ボタンをクリック
  4. 必要事項を入力し、所定の審査を申請

認証には数日〜1週間程度かかる場合があり、審査通過後にCPF広告が利用可能になります

広告アカウントのステータスやLINE公式アカウントマネージャーの画面上で、認証状況を確認可能です。バッジ表示(青色チェックマーク)が目印となります。

参考:「認証済アカウント」の申請方法ーLINEヤフーfor Business

2) 広告キャンペーンの基本情報を入力

次に、以下の基本情報を入力しましょう。

  1. 基本情報
  2. 掲載期間
  3. 任意設定

キャンペーン名は自由に設定できるので、自分が後でわかりやすい名前にしておきましょう。

画像引用元:キャンペーンを作成する

掲載期間については、もしクリエイティブが完成していてすぐに広告配信を開始したい場合は「今日から継続的に配信」を選択します。広告配信をまだ開始しない場合は「開始・終了日時を設定」を選び、配信開始日を指定できます。

キャンペーン入札戦略の選び方

「キャンペーン予算の最適化」で「最適化する」を選択した場合、以下の入札戦略を設定できます。

  • イベント単価の上限を設定(推奨): イベント単価が上限を超えないように調整しながら、目標イベントの獲得を目指す場合
  • イベント単価の目標を設定:イベント単価が目標値になるように調整しながら目標イベントを獲得したい場合
  • 単価の上限なしで1日の予算の消化を最大化:予算の消化を優先し、最大限のイベント数を獲得したい場合
  • 入札額の上限を設定:イベントごとの入札額が上限を超えないように調整したい場合

参考:キャンペーンを作成する

参考:キャンペーン予算について

3) 広告グループの設定

目的に合わせて以下の基本情報を入力後保存し、広告作成に進みましょう。

  1. 基本情報
  2. ターゲット設定
  3. 入札単価と予算の設定

広告グループの作成方法

  1. 基本情報を入力する

画像引用元:広告グループを作成する

  1. ターゲティング設定

次に、ターゲティング設定行いましょう。

画像引用元:広告グループを作成する

  1. 入札単価と予算の設定

広告キャンペーン作成画面で、キャンペーン予算の最適化オプションを「最適化しない」に設定した場合、入札単価の設定方法を以下の2つから選択できます。

  • 自動設定(推奨)ー 友だち追加の最大化を目的として、システムが自動で最適な入札単価を設定
  • 手動設定ー入札単価を手動で設定する
    • 友だち追加ごとに課金
    • インプレッションごとに課金(CPM)

画像引用元:広告グループを作成する

4) 広告の設定

広告グループの設定が完了したら、次は実際に広告を作成しましょう。広告作成時には、特に画像サイズやフォーマットに注意が必要です。画像規定に合わない場合、広告審査が通らないことがあるため、慎重に確認して進めましょう。

  1. 基本情報
  2. 広告フォーマット
  3. 広告

画像引用元:LINE広告

広告フォーマットについて

広告クリエイティブのフォーマットには、以下の選択肢があります。

  • 画像:1200×628 ピクセル、1080×1080 ピクセル
  • 画像(小):600×400 ピクセル
  • 動画

これらのサイズ規定に合った画像や動画を選択して、広告を作成しましょう。また、広告に使用するテキストには、以下の制限がありますので、注意してください。

  • タイトル:20文字以内(半角・全角問わず)
  • ディスクリプション:75文字以内(半角・全角問わず)

LINE広告では配信面ごとに入稿規定が異なります。各種配信面(トーク、LINE NEWS、LINE VOOM、ホーム)の入稿規定については、以下の記事をご参考ください。

【次に読む】【2025年最新】LINE広告バナーサイズ一覧!入稿規定とクリエイティブの作成ポイント6つ

5) 広告審査申請

LINE 友だち追加広告(CPF広告)では、広告を保存・入稿したタイミングで自動的に審査がスタートします。審査完了までの時間は最短5分〜最長5営業日とされており、広告の内容やタイミングによって大きく前後する点に注意が必要です。

審査は土日祝日を除いた営業日でカウントされます。例えば金曜日に申請した場合、週明けの月曜〜金曜で最大5営業日を要する可能性があり、実際には約1週間かかるケースもあります。

他の広告プラットフォームと比較して、LINE広告の審査基準はやや厳しめです。以下のような理由で審査落ちするケースもあります:

  • 表現が誇張・不適切である
  • ガイドラインに違反したコンテンツが含まれる
  • 広告とランディングページの内容に齟齬がある

審査ガイドラインを事前に確認し、クリエイティブ・テキスト・遷移先すべてがルールに沿っているかをチェックすることが、スムーズな承認への近道です。

LINE広告審査に通るためのコツやポイントについては、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて確認しておきましょう。

【あわせて読みたい!】LINE広告審査に落ちないコツ!落ちる原因と厳しい審査基準から学ぶ対策方法

友だち追加の効果を高める4つのポイント

友だち追加広告の配信効果を高めるためには、「クリエイティブ」「ターゲティング」「入札」「ブロック対策」 といった4つのカテゴリーに焦点を当てて改善を繰り返すことが重要です。4つの要素をバランスよく改善することで、友だち追加の効果を最大化できます。以下で友だち追加広告の効果を高めるポイント4つを例として紹介していきます。

  • 配信面ごとに最適なサイズを準備する
  • 見やすいデザインを心掛ける
  • 複数のアプローチでクリエイティブを作る
  • コミュニケーションの頻度を調整する

配信面ごとに最適なサイズを準備する

友だち追加広告は、トークリスト、LINE NEWS、LINE VOOM、ホームといった複数の配信面に表示されますが、広告配信時に特定の配信面を選ぶことはできません。そのため、各配信面のフォーマットに最適なサイズのクリエイティブを準備することをオススメします。

配信面ごとに異なるサイズの広告が求められるため、複数のサイズパターンを用意することで、より効果的に広告配信ができます。

見やすいデザインを心掛ける

友だち追加広告は、LINEアプリ内のさまざまな配信面に表示されますが、ユーザーはバナー広告を「広告だ」と一瞬で認識し、無意識に目を避ける傾向があります。そのため、視認性が高く、シンプルでわかりやすいデザインを意識して作成する必要があります。

自社の商品やサービスをしっかりアピールしたいあまり、画像に要素を詰め込みすぎると、かえって視認性が低下し、広告効果が薄れます。例えば、文字が多すぎることで商品の写真が見づらくなったり、逆に写真が多すぎて肝心なメッセージが伝わりにくくなることがあります。このようなデザインでは、ユーザーの目を引くことさえできません。

シンプルで見やすいデザインを心掛け、伝えたい情報がすぐに理解できるように工夫しましょう。

複数のアプローチでクリエイティブを作る

画像引用元:複数の訴求軸でクリエイティブを作り分けるー LINEヤフーfor Business

クリエイティブは、異なる訴求軸を持つ複数のパターンで作り分けることをおすすめします。訴求軸を変えたクリエイティブを複数配信し、A/Bテストを実施することで、どのアプローチが最も効果的かを比較できます。

コミュニケーションの頻度を調整する

LINE公式アカウントから頻繁に通知が届くと、ユーザーはそれに嫌気がさしてすぐにブロックしてしまうことがあります。そのため、週に一度程度など、ユーザーに不快感を与えない適切な頻度での配信を心掛けましょう。コミュニケーションの頻度を適切に調整することで、ユーザーの反感を避け、長期的に「友だち」として関係を続けてもらいやすくなります。

【関連記事】【web広告】リーセンシーとは│意味やフリークエンシーとの違いを解説

CPF広告とLINE公式アカウントの「友だち追加広告」との違い

LINE公式アカウントの友だちを増やすための広告配信は、実は2種類 があります。1つはLINE広告を通じて配信する「友だち追加広告(CPF広告)」、もう1つはLINE公式アカウントから直接配信する「LINE公式アカウントの友だち追加広告」です。それぞれの広告には特徴があり、目的やターゲットに応じて使い分けることが大切です。

画像引用:LINE公式アカウントの「友だち追加広告」との違い- LINEヤフー for Business

CPF広告

一方、CPF広告は詳細なターゲティングが可能で、オーディエンスセグメント配信やさまざまなデータ活用ができます。これにより、より効率的にターゲットユーザーに広告を届けることができます。

LINE公式アカウントの「友だち追加広告」

公式アカウントから配信する「友だち追加広告」は、手軽に広告を出稿できるのが特徴です。ただし、オーディエンス配信などの詳細なターゲティングができないため、ターゲットを絞った広告配信には制限があります。

使い分けのポイント

  • より簡易的に広告を出稿したい場合→ LINE公式アカウントの友だち追加
  • 詳細なターゲティングを通じて、興味のありそうなユーザーに配信したい場合 → CPF広告

自社の状況や目的に応じて使い分けをすると広告効果を最大化できるでしょう。

友だち追加広告(CPF広告)に関するよくある質問(F&A)

ここでは、友だち追加広告(CPF広告)に関するよくある質問をまとめました。

  1. 友だち追加広告(CPF)とは?
  2. 友だち追加広告(CPF広告)の入稿規定は?
  3. 友だちに追加広告にかかる費用は?
  4. 未認証アカウントで友だち追加広告は配信できる?
  5. CPF広告とLINE友だち追加広告の違いは?
  6. 友だち追加広告(CPF広告)の成果を評価するポイントは?
  7. LINE広告で友達追加された数はどうやって確認する?

1. 友だち追加広告(CPF)とは?

友だち追加広告(CPF広告)とは、LINE上で提供される広告フォーマットの一つで、LINE公式アカウントの友だちを増やすための広告です。LINEアプリ内に広告を配信し、ユーザーが友だち追加をすると費用が発生する仕組みになっています。LINE公式アカウントの友だちを増やし、ユーザーとのコミュニケーションを強化するのに役立ちます。

2. 友だち追加広告(CPF広告)の入稿規定は?

CPF広告の入稿規定には、主に以下のような要件があります。

  • 広告クリエイティブの要件:画像や動画のサイズ、フォーマット、テキストの字数制限など
  • LINE広告ポリシー:誇大広告、不適切な表現、虚偽の情報などは禁止

詳細な入稿規定は、LINE広告の公式ガイドラインを確認してください。>> LINE広告審査ガイドラインーLINEヤフーfor Business

3. 友だち追加広告にかかる費用は?

友だち追加広告(CPF広告)の費用は以下の2種類から選べます。

  1. 成果報酬課金(CPF:Cost Per Friends)ー 友だち追加ごとに料金が発生する成果報酬型の課金
  2. インプレッション課金(CPM:Cost Per Mille)ー 広告の表示回数(1,000回あたりのインプレッション数)に応じて課金

なお、友だち追加広告にかかる費用(最低入札価格)は入札方法によって異なります。

  • CPM(自動入札)の場合 : 最低価格は 75円
  • 成果報酬課金(手動入札) の場合:最低価格は50円~
  • CPM(手動入札)の場合:最低価格は200円~

4. 未認証アカウントで友だち追加広告は配信できる?

未認証アカウントでは、友だち追加広告(CPF広告)を配信することはできません。CPF広告を利用するためには、LINE公式アカウントの認証済みアカウントを取得する必要があります。

5. CPF広告とLINE友だち追加広告の違いは?

CPF広告は詳細なターゲティングが可能 で、オーディエンスセグメント配信やさまざまなデータ活用ができます。一方で、LINE友だち追加広告は、手軽に広告を出稿できるのが特徴です。ただし、オーディエンス配信などの詳細なターゲティングができません

6. 友だち追加広告(CPF広告)の成果を評価するポイントは?

「友だち追加広告(CPF広告)」における主要なKPIは、友だち獲得数CPA(獲得単価)です。両者は直接的に広告効果を測るための重要な要素ですが、それだけでは不十分な場合があります。

というのも、LINEにはブロック機能があり、広告を通じて友だちを増やした後に、ブロックされることも考えられます。友だちが増えても、ブロックされてしまうとその後のコミュニケーションは途絶え、広告の効果を十分に発揮することができません。ですので、友だち獲得後のブロック率のモニタリングも欠かさずに行うことをオススメします。

7. LINE広告で友だち追加された数はどうやって確認する?

LINE広告で友だち追加された数は、LINE広告マネージャーを利用して確認できます。確認手順は以下の通りです。

  1. LINE広告マネージャーにログイン。
  2. キャンペーン管理画面で対象の広告キャンペーンを選択。
  3. 指標の中から「友だち追加数」「CPA」をチェック。

最後に

今回は、友だち追加広告(CPF広告)の特徴や始め方、注意点、そして成果を上げるポイントについて紹介しました。LINEの友だち追加広告(CPF広告)は、LINE公式アカウントを通じてユーザーに友だち追加をしてもらうための広告です。友だち追加広告(CPF広告)を活用することで、ターゲット(優良顧客)となるユーザーにアプローチでき、長期的な関係を築くことができます。本記事が、友だち追加広告を始める際の参考になったのであれば幸いです!

  • 「友だち追加」に対してのみ課金されるため、無駄な広告費を抑えられる
  • 自動入札 or 手動入札を選べ、配信戦略に柔軟に対応可能
  • 最低入札価格はCPF:50円〜 / CPM:200円〜(手動入札時)
  • ターゲティング精度が高く、年齢・性別・地域・興味関心などで細かく絞り込み可能
  • 主要なLINE内メディアに掲載(トークリスト・NEWS・VOOMなど)で高リーチ
  • LINE公式アカウントの拡張に直結するため、CRMや販促施策と連動しやすい
  • 事前準備としてLINE Tagの設置が重要(計測&最適化のため)
  • 広告クリエイティブの質が効果を左右するため、シンプルかつ印象的な訴求が必須
  • 審査フローを考慮し、早めの設定・申請が吉

株式会社free web hope はCX(顧客体験)データサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。広告運用でお悩みでしたらまずはfree web hopeに!公式HP、左下のボタンからお悩みをお聞かせください。

【まずは資料ダウンロード】>>> free web hopeが手掛けた広告運用の支援実績を大公開!

監修者:古瀬純功

free web hopeの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント

Article

関連記事

SERVICES & PRODUCTS

事業領域・提供サービス

CONTACT

お問い合わせ

マーケティングに関するご相談

  • 現状のデジタルマーケティング戦略を見直したい
  • 広告運用を改善したい
  • データ分析やデータ基盤の構築について相談したい
  • ブランドデザインについて相談したい