【基礎編】基本的な広告運用用語用語60選
それでは、基本的な広告運用用語60選をカテゴリ別にご紹介します。
1.広告形式関連
それでは、まずSNS広告やリスティング広告など、代表的な広告形式をご紹介します。
- 運用型広告:WEB上に配信する広告で、リアルタイムに改善可能な広告の総称
- 純広告:事前に広告枠を買い取って配信する広告
- PPC広告:入札戦略でCPCを採用している広告の総称
- ディスプレイ広告:画像・動画・テキストが組み合わさって表示される広告
- リマーケティング広告:自社のサイトに訪問したことがあるユーザーに広告を表示する手法
- インリード広告:コンテンツの間に表示される広告
- リスティング広告:検索結果表示ページに表示される広告
- RLSA:リスティング広告向けのリマーケティング広告
- SNS広告:SNSに表示される広告
- 動画広告:動画形式の広告の総称
- 成果報酬型広告:成果(CV)が発生したときにのみ費用が発生する広告
- P-MAXキャンペーン:Google広告でAIを活用した広告
- 検索キャンペーン向けAI-MAX(AI最大化設定):リスティング広告向けのAIを活用した広告
- レスポンス広告:広告要素をユーザーごとにカスタマイズして表示される広告
- ダイナミック広告:広告主が作成したデータフィードに基づいて表示される広告
- アドネットワーク広告:さまざまなWEBサイトやアプリに一斉に広告を表示できる手法
- リード獲得広告:入力フォームと広告が一体化した広告
- 認知広告:ブランドや商材の認知拡大を目的として配信される広告
- MEO対策:マップや検索で自店舗を上位表示させるための対策
運用型広告
運用型広告とは、WEB上でユーザーの行動や属性に併せて広告を表示し、その効果をリアルタイムに計測しつつ最適化を進めることができる広告形式の総称を指します。代表的な例として、以下に説明するリスティング広告やディスプレイ広告などが挙げられます。
純広告
Webサイトなどの広告枠を買い取って掲載する広告を指します。運用型広告では、効果をあげるためにリアルタイムで改善する必要がありますが、純広告は事前に配信期間や表示回数が固定されています。
PPC広告
入札戦略としてCPC(クリック単価制)を使用している広告の総称です。おもにリスティング広告で使用されます。「CPC」や「入札戦略」については後の章で解説します。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、WEBサイト、ニュースサイト、動画サイトなどに、画像・動画形式で表示される広告を指します。まだ具体的なニーズを持っていない、潜在層へのアプローチに適しています。
リマーケティング広告

リマーケティング広告は、ディスプレイ広告の一種です。一度自社のウェブサイトを訪れたユーザーに対し、後日別のサイトやアプリを閲覧している際に、再び自社の商品やサービスの広告が表示されるマーケティング手法を指します。例えばECサイトで、商品をカートに入れたものの購入までには至らなかったユーザーに対し、その商品のセール情報についての広告を配信するなどです。
インリード広告
インリード広告はディスプレイ広告の一種で、WEBサイトやアプリなどコンテンツとコンテンツの間に挿入される広告形式です。ページをスクロールしている最中に自然に表示されるため、ユーザーの目を惹きやすく、視認性の高い広告フォーマットです。
リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告とは、検索エンジンにおいて特定のキーワードで表示された際に、検索結果表示ページの上部分に表示される広告を指します。上記の図では①の部分に表示されます。具体的なニーズを持っている、顕在層へのアプローチに適しています。
RLSA(検索広告リマーケティング)
RLSA(検索広告リマーケティング)は、先ほどのリマーケティング広告のリスティング広告バージョンです。自社のウェブサイトを訪問したことのあるユーザーに対し、検索結果表示ページに表示されるリスティング広告をパーソナライズドして配信する広告形式を指します。
SNS広告
SNS広告とは、XやInstagram、LINEなどのSNS上に表示される広告を指します。タイムラインやフィードなど、表示場所が多岐にわたるのが特徴です。またSNS媒体ごとにメインユーザーに違いがあるのも特徴です。
動画広告
動画広告は、動画形式で配信される広告の総称です。メリットとして、ユーザーに与えるインパクトが大きく、感情に訴えかけやすい点があります。一方で、高品質な動画の制作には多くのリソースが必要となるほか、広告がスキップされてしまう可能性もあります。
成果報酬型広告

成果報酬型広告とは、広告によって具体的な成果(商品購入やお申し込みなど)が発生した場合にのみ、費用が発生する広告形式を指します。他の広告に比べ、費用対効果が高いのが特徴です。
P-MAXキャンペーン
P-MAXキャンペーンは、Google広告が提供しているキャンペーンの一種です。Googleの高度な機械学習を活用し、広告主が設定したコンバージョン目標の達成を目的とするよう、自動的に配信が最適化されます。リスティング広告、Youtube広告、Gmail、ショッピング広告、ディスプレイ広告などGoogleが提供するあらゆる広告チャネルに対し、1つのキャンペーンから一斉に配信することができる形式です。
検索キャンペーン向けAI-MAX(AI最大化設定)
また、2025年5月には、リスティング広告向けに新しいAI MAX広告(AI最大化設定)が発表されました。精度が向上した検索語句マッチング、広告見出しと説明文テキストのカスタマイズ、最終ページURLの拡張などがAIにより自動調整されます。これにより、よりユーザーとリスティング広告・LPの関連性を高めることが可能になります。
検索キャンペーン向け AI 最大化設定(ベータ版)について - Google 広告 ヘルプ
レスポンシブ広告

レスポンス広告とは、画像や見出し・テキストなどを組み合わせ、ユーザーに対して最適な広告が自動作成される広告形式です。
ダイナミック広告

ダイナミック広告は、データフィードに基づいてカスタマイズされた広告を配信する広告形式です。広告主がデータフィードを作成する必要があります。
先ほどのレスポンス広告との違いは、ダイナミック広告はデータフィードに基づいて広告要素が組み合わさる広告形式を、レスポンス広告は複数の広告要素を組み合わせて自動作成される広告形式を指します。
アドネットワーク広告
広告を表示できるWEBサイトやアプリを対象に、ネットワークを通じて一斉に広告配信ができるネットワークを利用し配信を行う広告形式です。簡単に多くのメディアへ配信できるほか、自社の商品やサービスに最適な媒体を個別に選定する必要がありません。
リード獲得広告
リード獲得広告とは、広告をクリックしたユーザーがその場で情報を入力できる「フォーム一体型」の広告形式です。通常はLPを経由してフォームを入力する必要がありますが、リード獲得広告ではユーザーの離脱を防ぎやすく、コンバージョンの獲得率を高められるのが特徴です。
認知広告
「自社の存在や商材・サービスを知らないユーザーに認知してもらうこと」を目的に配信する広告を指します。Web広告では、動画広告やディスプレイ広告が代表的です。
MEO対策
MEOとは、Map Engine Optimizationの略称で、GoogleではGoogleマップやGoogle検索で、自店舗をより上位に表示させるための施策を指します。具体的には、検索キーワードと店舗の関連性を高めることや、視認性の高さを高めることなどが挙げられます。
2.広告媒体関連
続いて、Google広告やYahoo!広告など、代表的な広告媒体をご紹介します。
- Google広告
- Yahoo!広告
- LINE広告
- Meta広告
- X広告
Google広告
Google広告は、Google検索やYoutubeなどのGoogle関連サービスや、Google提携サイトに広告を配信できるプラットフォームです。Googleは世界中で述べ3,500万以上のウェブサイトやアプリと提携しており、世界有数のリーチを誇ります。また、検索キャンペーンやディスプレイキャンペーンなど基本的なキャンペーンの他に、パフォーマンスマックスキャンペーン(P-MAX)やデマンドジェネレーションキャンペーンなど、多彩な広告形式があるのが特徴です。
Yahoo!広告
※LINE広告とYahoo!広告は2026年春に統合され、「LINEヤフー広告」に名称が変更される予定です。
Yahoo!広告とはYahoo!JAPANやYahoo!ニュース、Yahoo!ショッピング、Yahoo提携サイトなど100を超える配信面に広告配信ができる広告プラットフォームです。検索広告(リスティング広告)とディスプレイ広告の2種類があります。中でもYahoo!JAPANは日本国内で8,500万人ものアクティブユーザーをもち、特に40代以上の層に支持されているのが特徴です。
LINE広告
※LINE広告とYahoo!広告は2026年春に統合され、「LINEヤフー広告」に名称が変更される予定です。
LINE広告とは、その名の通りコミュニケーションアプリ「LINE」に配信される広告の総称です。LINEは日本で利用者が1億人を突破した超大規模SNSであり、老若男女あらゆる層へのアプローチが可能です。また20を超える配信面の多さも特徴です。
- トークリスト
- LINE NEWS
- LINE VOOM
- ウォレット
- LINEマンガ
- LINEポイントクラブ
- LINEチラシ
- LINEクーポン
- LINEマイカード
- LINEブランドカタログ
- ホーム
- LINE Monary
- LINEオープンチャット
- LINEファミリーアプリ
- LINE公式アカウント
- アルバム
- LINE GAME公式アカウント
- ノート
- LINEスタンプショップ
- LINE広告ネットワーク
Meta広告(Facebook広告・Instagram広告など)
Meta広告とは、Meta社が提供する広告プラットフォームで、Facebook・Instagramなどに広告を配信できる広告媒体です。Meta広告マネージャーで広告配信の設定をすれば、複数の媒体に広告を同時配信することが可能です。特にFacebook・Instagramは世界でも有数の利用者数を誇るSNSですので、幅広いリーチの獲得が期待できます。具体的に、Meta広告の配信面は以下の通りです。
- Facebook(ニュースフィード、右カラムなど)
- Instagram(フィード、ストーリーズ、リール)
- Messenger
- オーディエンスネットワーク(外部アプリ・メディア)
- Threads
X広告(旧Twitter広告)
X広告(旧Twitter広告)は、X(旧Twitter)上に表示される広告の総称です。タイムラインや検索結果、おすすめユーザー欄など様々な場所に表示され、通常の投稿と同様に「いいね」や「リポスト」といったユーザーアクションを促すことで高い拡散力が期待できます。X広告で利用できる広告形式は以下の通りです。
- プロモ広告(旧プロモツイート)
- バーティカルビデオ広告
- テイクオーバー広告(旧プロモトレンド)
- Amplify
- ダイナミック商品広告(DPA)
- ライブ
3. 広告効果指標関連
次に、広告の効果を測定する際によく用いられる指標を解説します。
- インプレッション:広告の表示回数
- インプレッションシェア:広告の表示機会に対し、実際に表示された割合
- リーチ:広告が表示された人数
- クリック数:広告がクリックされた回数
- CTR:広告の表示回数に対し、クリックされた割合
- フリークエンシー:1人のユーザーに対し、広告が表示される頻度
- リーセンシ:広告が配信される間隔
- 広告ランク:広告の掲載順位を決定する指標
- 品質スコア:広告とユーザーの関連性を評価する指標
- 広告アセットの充実度:広告説明文や見出しが基準を満たしているかを測る指標
インプレッション(Imp)
広告が表示された回数のことをインプレッションと呼びます。広告表示回数、Impressionなどとも表現することもあります。
例:1000回広告が表示された場合、1,000Impと記載します。
広告が「表示された」と判断される基準は、広告媒体によって異なります。参考にGoogle広告では、「広告面積の50%以上が画面に表示され、かつディスプレイ広告では1秒以上の表示、動画広告では2秒以上の継続再生があった場合」としています。
引用:視認範囲のインプレッション単価について - Google 広告 ヘルプ
インプレッションシェア
広告が表示される可能性があった回数(表示可能回数)のうち、実際に表示された回数の割合を示す指標です。
WEB広告では、広告が表示される機会があったにもかかわらず何らかの原因で広告が表示されない場合があります。インプレッションシェアは、そのような広告の表示機会損失を判断する際に用います。
リーチ

広告が表示された人数をリーチと呼びます。上記のインプレッションとの違いは、インプレッションは広告が表示された「回数」を、リーチは広告が表示された「人数」を指します。例えば一人のユーザーに広告を3回表示された場合、インプレッションは3回、リーチは1回になります。実際に広告を配信出来た人数を正確に把握するのに役立ちます。
CT(クリック数)
広告がクリックされた回数のことを言います。主に、リスティング広告等のPPCCPC広告(クリック課金広告)に対して使用される用語で、広告の効果や料金算出をするための重要な指標となります。
CTR(クリック率)
広告が表示(インプレッション)された回数広告に対して、どれ位クリックされたかの割合のことを言います。Click Through Rate(クリックスルーレート)の略語です。
計算式:CTR=クリック数 ÷ インプレッション
例:トータルのクリック数が1,000回、インプレッション数が100,000回の場合
計算式:1,000回÷100,000回=0.01 つまり、CTRは1.0%
フリークエンシー(接触頻度)

一人のユーザーに対して、同じ広告が表示される頻度のことです。フリークエンシーが低すぎるとユーザーに広告を認識してもらえませんし、高すぎても不快感を与えてしまいます。適切なフリークエンシーについては、以下の記事を参考にしてみてください。
リーセンシー
広告を配信する間隔を示す指標です。例えば、広告がユーザーに4月1日、2日、3日と毎日配信されたとすると、広告のリーセンシーは1日となります。
広告ランク
Google広告において、広告が検索結果表示ページの何位に表示されるのかを決める指標です。広告ランクが高いほど、検索結果表示ページの上部に表示されるようになります。広告ランクは、主に品質スコア・クリック単価(入札単価)・広告表示アセットの3つで決定します。
品質スコア
先ほどの広告ランクを決める指標の一つです。広告とユーザーとの関連性を評価する基準で、1~10の10段階であらわされます。品質スコアは推定クリック率(CTR)・広告の関連性・ランディングページの利便性の3つで決定します。
広告アセットの充実度
広告アセットの充実度とは、Google広告において見出しや説明文などの広告アセットが、独自性の観点で基準をどれだけ満たしているかを測る指標です。この指標が高くなるほど広告が表示される機会が増えます。一方、前述の広告ランクや品質スコアには関係ありませんので注意です。
4.ターゲティング関連
次に、広告で成果を出す上で重要なターゲティングについて解説します。ターゲティングとは、端的に言えば広告を配信する対象を指します。
- セグメント:ユーザーを特定の条件で分類すること
- キーワード:リスティング広告を配信するキーワード
- マッチタイプ:キーワードとユーザーの検索語句がどれほどマッチした際に広告を配信するのかを設定する機能
- 除外キーワード:特定のキーワードで検索したユーザーには広告を配信しないようにする機能
- オーディエンスターゲティング:「だれに」広告を配信するかを指定するターゲティング
- コンテンツターゲティング:「どこに」広告を配信するかを指定するターゲティング
- プレースメントターゲティング:広告を配信するWEBサイトやアプリを指定するターゲティング
セグメント
セグメントとは、ユーザーを特定の条件で分類することを指します。例えば「20代女性会社員」と、「30代男性会社員」などです。
キーワード
リスティング広告を配信するキーワードを指します。例えば検査項目に「腕時計」というキーワードを設定したとすると、ユーザーが検索エンジンで「腕時計」というキーワードを検索した際に広告が表示されます。
マッチタイプ
リスティング広告では、キーワードとユーザーの検索語句がどれほどマッチした際に広告を表示するのかを設定することができます。これをキーワードのマッチタイプと言います。Google広告では、完全一致・フレーズ一致・部分一致(インテントマッチ)の3種類があります。
除外キーワード
除外キーワードを設定すると、特定のキーワードで検索しているユーザーには広告を配信しないようにすることができます。例えば英会話スクールの広告を出稿する場合、「英会話スクール 求人」や「英会話スクール 辞めたい」などの関連性のないキーワードを除外キーワードに設定することがおすすめです。
オーディエンスターゲティング
Google広告のターゲティングの一種で、特定の興味・関心を持つユーザーをセグメント化し、そのセグメントに基づいて広告を配信する手法です。「だれに」広告を配信するのかを指定するターゲティングです。
コンテンツターゲティング
これもGoogle広告のターゲティングの一種で、広告を配信する場所、つまり「どこに」配信するのかを指定するターゲティングです。例えばキーワードやトピック、URLがあります。
プレースメントターゲティング
ディスプレイ広告のターゲティングの一種で、広告を配信するWEBサイトやアプリを、手動または自動で設定し、広告配信を最適化する手法です。
5.入札戦略関連
次に、広告費用を左右する重要な要素である、入札戦略関連用語を解説します。
- オークション:広告を配信する際に行われる、競合とのオークション
- 入札戦略:広告費用が発生する仕組み
- 自動入札:事前に設定した目標値に基づき、入札単価が自動で調整される機能
- CPC:広告のクリック1回に対して支払う入札戦略
- 上限CPC:CPCの上限
- CPM:広告の表示1000回に対して支払う入札戦略
- 上限CPM:CPMの上限
- CPV:広告の再生1回に対して支払う入札戦略
- CPE:広告のエンゲージメント1件に対して支払う入札戦略
オークション
運用型広告では、広告配信のたびにオークションが行われます。例えば「腕時計」というキーワードでリスティング広告を出稿する場合を考えます。広告配信の設定が完了すると、他の「腕時計」というキーワードでリスティング広告を出稿した他の広告主とオークションが行われ、掲載の有無や掲載順位が決定します。
運用型広告のオークションの場合、オークションの勝敗は入札金額のみで決まるわけではありません。Google広告の場合、この勝敗は先ほど解説した「広告ランク」で決定します。入札金額に加え、「ユーザーと広告の関連性が評価されます。
入札戦略
運用型広告では、費用が発生する仕組みを広告主が指定できます。この仕組みを「入札戦略」とよびます。例えば広告がクリックされた際に費用が発生する「CPC」や、広告が1000回表示された際に費用が発生する「CPM」などが代表的です。
自動入札
事前に設定したコンバージョン目標値などの目標に基づき、AIが自動的に入札単価を最適化する機能です。
CPC(クリック単価)
広告のクリック1回獲得あたりにかかった広告費用を指します。Cost Per Clickの略語で、「CPC」などとも表現されます。
この指標は札戦略として採用することもでき、CPCを採用する広告は「PPC広告(Pay Per Click)」と呼びます。つまり、広告がクリックされるごとに費用が発生する方式の広告です。主にリスティング広告で利用されます。
計算式:CPC=広告費÷クリック数
例:トータルの広告費が100,000円、トータルのクリック数が500回の場合
100,000円÷500回=200 つまり、CPCは200円
上限CPC(上限クリック単価)
広告1回のクリックに対して支払う広告費の上限となる入札価格を指します。広告を管理するツールで上限CPC(上限クリック単価)を設定することができます。例えば上限CPCを100円と設定した場合、これを超えない範囲で広告が配信されます。実際の運用で発生するCPCは、上限CPCと区別して「実際のCPC」と呼びます。
CPM(インプレッション単価)
CPMは、表示回数1,000 回あたりの単価のことを言います。Cost Per Mille (コスト・パー・ミル)の略語です。
また、CPMを入札戦略として利用することも可能です。つまり、広告が1000回表示されるごとに費用が発生する方式です。主にディスプレイ広告で利用されます。
上限CPM(上限インプレッション単価)
上限CPCと同様に、広告の表示回数1,000 回に対して支払う広告費の上限のことを言います。
CPV(動画視聴単価)
CPVは、動画視聴1回あたりの単価のことを言います。Cost Per Viewの略語です。
またCPVを入札戦略として利用することも可能です。つまり、動画広告が1回再生されるごとに費用が発生する方式です。主に動画広告で利用されます。
CPE(エンゲージメント単価)
CPEは、広告のエンゲージメント1件(いいねやフォローなど)の獲得にかかった単価を指します。Cost Per Engagementの略です。
また、CPEを入札戦略として利用することも可能です。つまり、広告のエンゲージメント獲得ごとに費用が発生する方式です。主にSNS広告で利用されます。
6.費用対効果関連
最後に、広告運用の費用対効果を測る指標を解説します。
- CV:広告の成果のこと。商品の購入や会員登録など
- クリックスルーコンバージョン:広告のクリック後、即LPでCVに至った件数
- ビュースルーコンバージョン:広告のクリック後すぐにCVに至らなかったものの、一定期間後にCVに至った件数
- CVR:広告のクリック数に対し、CVの割合
- アトリビューションモデル:各チャネルのコンバージョンへの貢献度を評価するモデル
- CPA:広告を通じた成果獲得1件あたりにかかった費用
- 広告予算:広告の予算。クリック数×クリック単価で計算される
- 日予算:1日の広告予算
- ROAS:広告の予算に対し、売り上げの割合
- ROI:広告運用への投資に対し、得られた利益の割合
CV(コンバージョン数)
広告をクリックしたユーザーが、商品の購入や会員登録、資料請求など、広告主が設定した目標を達成した件数のことを言います。Conversionの略語です。
クリックスルーコンバージョン
ユーザーが広告をクリックしてLPに訪問し、直後に成果(CV)へとつながった件数を指します。
ビュースルーコンバージョン

広告を見た直後にクリックはしなかったものの、間接的に成果(CV)につながった広告の効果を測る指標です。具体的には、ユーザーの広告インプレッションが発生したかつ、その広告をクリックすることなく、一定期間内に別の経路でCVに至った場合に計測されます。
CVR(コンバージョンレート)
ユーザーの広告クリック数に対して、達成された目標(CV)の割合のことを言います。
Conversion Rateの略語です。
計算式:CVR=コンバージョン数÷クリック数
例:コンバージョン数が20件、クリック数が400回の場合
20件÷400回=0.05 つまり、CVRは5.0%
アトリビューションモデル
Webサイト上でのコンバージョンに至るまでに、ユーザーが接触した複数のチャネル(広告、自然検索、SNSなど)に対し、それぞれのコンバージョン獲得への貢献度を評価し、配分するためのルールを指します。例えば、ユーザーがGoogle広告をみてサイトに訪れ、後日SNS経由で再訪し商品を購入したとします。このコンバージョンに対し、Google広告とSNS「どちらのチャネルがよりコンバージョン獲得に貢献したのか」を判断するのがアトリビューションモデルです。
CPA(コンバージョン単価)
商品の購入や会員登録、資料請求など、広告主が設定した目標1件獲得あたりにかかった費用のことを言います。
計算式:CPA=広告費用÷コンバージョン数
例:広告費用が100,000円、コンバージョン数が10件の場合
100,000円÷10件=10,000 つまり、CPAは10,000円
広告費用
ユーザーが広告をクリックした回数と、クリック時の広告単価を掛け合わせた費用の総額を表しています。
計算式:広告費用=平均クリック単価×クリック数
例:平均クリック単価が100円、クリック数が1,000回の場合
100円×1,000回=100,000 つまり、広告費用は100,000円
日予算
運用型広告は、1日の予算をシステム上で設定することができます。
例:1日の予算を10,000円と設定し、CPC(クリック単価制)を採用する場合、「広告費用=平均クリック単価×クリック数」で10,000円に到達した時点で、その日の広告は配信されなくなります。
ROAS(広告の投資対効果)
広告費用に対して、広告主が設定した商品販売などの目標を達成した場合の売上額の割合のことを言います。Return On Advertising Spendの略語です。
計算式:ROAS=広告で達成した売上額÷広告費用×100
例:広告で達成した売上額が1,000,000円、広告費用が100,000円の場合
1,000,000円÷100,000円×100=1000 つまり、ROASは1000%
※広告費用1円に対し、10円の売上を上げることができたという事です。
ROI(投資収益率)
投資した広告費用に対して得られる利益の割合のことを言います。Return On Investmentの略語です。
計算式:ROI=利益÷投資広告費用×100%
例:利益が1,000,000円、投資広告費用が500,000円の場合
1,000,000円÷500,000円×100%=200% つまり、ROIは200%
※利益がでていない場合は、100%を割ってくることになります。
【発展編】広告×AI関連用語10選
近年、広告業界でもAIの導入は当たり前になりつつあり、広告媒体側もAI機能を続々とリリースしています。広告運用の最適化を進めるためにも、広告運用におけるAI関連用語を押さえておきましょう。
Google広告におけるAI関連用語
まず、Google広告が提供するAI関連機能をご紹介します。
- データドリブンアトリビューション(DDA):コンバージョンに至るまでの各タッチポイントの貢献度をAIが評価するモデル
- アセットスタジオ:広告クリエイティブをAI生成する機能
- コンバージョンモデリング:CookieやIDの影響で測定されなかったデータを予測する機能
- プライバシーサンドボックス:個人情報をまもりつつ広告の仕組みを維持するための技術
【Google広告】データドリブンアトリビューション(DDA)
先ほど解説した「アトリビューションモデル」の一種です。AIが過去のコンバージョンデータから、コンバージョンに至るまでの各タッチポイントの貢献度を算出し、配分するモデルです。どのタッチポイントを重視するべきかを、より高い精度で測定できます。
【Google広告】アセットスタジオ
アセットスタジオは、広告アセット(見出しや説明文、画像など)の編集・管理・共有を一括で行える機能です。中でもAI画像エディタを利用すると、テキストプロンプトを入力するだけで背景の変更やオブジェクトの追加などの画像編集が可能になります。
【Google広告】コンバージョンモデリング
広告の効果測定にはデータ収集が必須ですが、近年はCookieの強化により正確な情報を収集することが難しい状況です。コンバージョンモデリングは、CookieやIDを使用せず、AIを利用して測定されなかったコンバージョンデータを予測します。これにより、より正確な測定が可能になります。
引用:コンバージョン モデリングの仕組み - Google 広告 ヘルプ
【Google広告】プライバシーサンドボックス(Privacy Sandbox)
サードパーティーCookieの規制強化に伴い、ユーザーのプライバシーを守りつつ、広告の仕組みを維持するためのGoogle広告の取り組みです。例えば、サードパーティーCookieを利用しないリマーケティング広告の配信や、ユーザーのプライバシーを守りつつ広告運用のデータ提供などです。
Yahoo!広告・LINE広告におけるAI関連用語
続いて、Yahoo!広告・LINE広告におけるAI関連用語を解説します。
※LINE広告とYahoo広告は2026年春に統合され、「LINEヤフー広告」に名称が変更される予定です。
- Connect One:Yahoo!広告とLINE公式アカウントの連携をする機能
- 画像生成AI機能(AI拡張):異なるアスペクト比の画像を生成する機能
【Yahoo広告・LINE広告】Connect One
20251年11月、LINEヤフーは「Connect One構想」を発表しました。Connect OneはLINE公式アカウントに様々なビジネスソリューションを連携する機能です。例えばECサイトで特定の商品をお気に入り登録したユーザーに対し、LINE公式アカウントでフィード広告を配信するなどです。
またこの構想を基盤に次世代AIエージェントの実装が発表されました。AIが目標達成のために自立的に状況を理解し、自律的な接客やコンバージョンまでの誘導を行う機能が実装される予定です。
引用:
Connect One|LINEヤフー for Business
2026年春頃「LINEヤフー広告」誕生、次世代AIエージェント構想も発表(Web担当者Forum) - Yahoo!ニュース
【Yahoo!広告】画像生成AI機能(AI拡張)
1つの画像を設定することで、AIが背景などを補完し、異なるアスペクト比の画像を生成する機能です。
引用:画像生成AI機能(AI拡張)について【運用型】 - ヘルプ - Yahoo!広告
Meta広告におけるAI関連用語
次に、Meta広告におけるAI関連用語をまとめます。
- Advantage+:AIを活用しリアルタイムで広告を改善する機能
- Advantage+セールスキャンペーン:広告運用のほぼすべてのプロセスを自動化する機能
- 類似オーディエンス:既存のオーディエンスに類似するオーディエンスを探す機能
- ダイナミッククリエイティブ:アセットを設定することで、AIが最適な組み合わせで広告を配信する機能
【Meta広告】Advantage+
Meta Advantage+とは、AIを活用し広告をリアルタイムで最適化する機能です。Advantage+にはキャンペーン全体にAIを適用する方法と、オーディエンスや予算など個別の機能を自動化する2種類があります。
キャンペーン全体にAIを適用する方法は以下の通りです。
- Advantage+セールスキャンペーン
- Advantage+アプリキャンペーン
- Advantage+リード獲得キャンペーン
個別の機能の自動化は以下の通りです。
- オーディエンスの自動化:Advantage+オーディエンス、Advantage+カスタムオーディエンス、Advantage+類似オーディエンス、Advantage+詳細ターゲット設定
- 配置の自動化:Advantage+配置
- 予算の自動化:Advantage+キャンペーン予算
- クリエイティブの自動化:Advantage+クリエイティブ、Advantage+カタログ広告
- リンク先の自動化:Advantage+リンク先
引用:Meta Advantage+について | Metaビジネスヘルプセンター
【Meta広告】Advantage+セールスキャンペーン(旧ASC:Advantage+ショッピングキャンペーン)
先ほどのAdvantage+を適用したキャンペーンの一種です。Meta広告のAIを活用し、ターゲティング設定や配信面、クリエイティブの組み合わせなど広告運用のほぼすべてのプロセスを自動化する機能です。これにより、手動での設定がほぼ省略でき、効率的な広告運用が可能になります。
なお、以前はASC(Advantage+ショッピングキャンペーン)という名称でしたが、2025年2月からAdvantage+セールスキャンペーンにアップグレードされ、ECサイトだけでなくコンバージョン獲得を目的としたキャンペーンすべてに活用可能になりました。
【Meta広告】類似オーディエンス
既存のオーディエンスと類似した属性を持つユーザーのリストを指します。AIが既存の顧客情報を基に、新しい顧客になる可能性があるユーザーを探し出します。
【Meta広告】ダイナミッククリエイティブ
複数のアセット(見出しや説明文)を設定することで、Meta広告のAIがそれらの要素を自動的に組み合わせ、ユーザーに最適な広告クリエイティブで配信する機能です。
広告運用のお悩みは広告代理店への相談がおすすめ!
ここまで基本的な広告用語を解説しましたが、やはり運用を始めたばかりではいきなり成果を出すことは難しい面もあります。広告の運用でお悩みの方は、広告代理店への依頼がおすすめです!下記のリンクからfree webの広告運用支援実績をご覧いただけます。
まとめ│広告運用プロフェッショナルへの第一歩!広告用語を覚えよう
マーケティングには多くの専門用語が存在し、日々新しい用語も増えています。マーケティング用語を正しく使えるようになることで、クライアントや社内におけるコミュニケーションがよりスムーズになります。
特にWEB広告においては、CV(コンバージョン)やCPAがクライアントの成果に直結する指標のため、最も重要視されており、頻出用語となっています。計算方法も含めてしっかりと理解し、いつでも使えるようにしておきましょう!
株式会社free web はCX(顧客体験)とデータサイエンスを広告戦略に組み込み事業成長を支援する広告代理店です。
長年の経験で積み上げた独自のフレームワークで、データサイエンスに基づく予測分析と市場調査を行い、「顕在層」だけでなく「準顕在層」にまで視野を広げ戦略的運用を提供しています。
広告運用でお悩みでしたらまずはfree webに!公式HPからお悩みをお聞かせください。
また、以下からfree webの広告運用支援実績をご覧いただけます。
監修者:古瀬純功
free webの広告運用コンサルタントとして、広告運用支援やweb解析、ダッシュボード作成を担当:Xアカウント